「サピエンス全史」は、動物と人間との進化の違いについて触れている。
動物における進化においては、突然変異によって親の系統になかった性質や形態が子に現れ、種が分岐し、自然選択によって分岐した種のうち生き残る種が決定されてゆく。
環境に適応したものは栄え、適応できないものは滅びる。
重要なのは、環境である自然そのものは目的を持たないということである。
動物の進化は、種の持つ性質や適応能力と自然環境との偶然的な関係によって決定された結果に過ぎないということだ。
ゆえに、地球上に存在する様々な環境の中でそれぞれの環境に応じた種が生存しているのである。
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